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法善寺は阿弥陀佛の本願を信じ南無阿弥陀佛と称え極楽往生を願うお寺です

TEL. 0287-29-3918

〒3240037 栃木県大田原市上石上72

お寺のご案内

住職挨拶

CEO

法善寺住職の吉水智教(よしみずちきょう)です。岩手県奥州市真城寺の三男坊として昭和45年に生まれました。東京巣鴨の大正大学で学問をし、港区芝公園の大本山増上寺で修行をして浄土宗僧侶になりました。その後10年ほど増上寺に勤め修行をします。長男は実家のお寺の住職ですが、次兄も那須烏山市善念寺の住職をしています。その烏山の兄が法善寺にて次期住職をさがしていることを聞き私が入るきっかけとなりました。平成12年に住職として入山しましたので20年近くたちます。檀信徒の皆様はじめ多くのご縁のある方々に支えられながら何とか勤めてこられたことは有難いことと思っています。「阿弥陀佛の本願を信じ南無阿弥陀佛と称えれば必ず極楽に往生できる」という法然上人の教えはすばらしいものです。その教えを信じ称え、ご縁のある方々に伝えていければ何より幸いです。どうぞお気軽にお参り下さい。阿弥陀様とご縁を結んで頂きますようお願い申し上げます。合掌 令和2年4月15日


法善寺沿革

正中2年(1325)
8月に創建されたと伝わります(大田原市史より)。正式名称を石上山 正覚院 法善寺(せきじょうざん しょうがくいん ほうぜんじ)といいます。当時は浄土宗ではなかったようです。
慶長年間中(1596〜1615)
浄土宗のお寺として新しく開かれます(大本山増上寺史より)。開山上人は野州真岡村(栃木県真岡市)出身の隋蓮社良意岩石上人(生年不明、1652入寂)です。岩石上人のお師匠様は、栃木県那須烏山市にある善念寺の開山上人、深蓮社良信住関上人(生年不明、1639入寂)です。後に住関上人は当時浄土宗名越派大本山だった栃木県益子町大沢の円通寺第15代住職に昇りました。
江戸時代後期
中興上人は第16代性蓮社良法序海上人(生年不明、1807入寂)です。上石上地域は法善寺も含め箒川のほとりにあったと伝えられています。しかし度重なる箒川の氾濫により川と現在地の間を数回移転した模様です。
正徳4年(1714)
2月1日、火災により諸堂や過去帳全て消失してしまいました。当時は大変大きな伽藍を備え、名越派中本山の指定も受けていたほどでした。特に大きな茅葺の屋根は烏ヶ森公園や大田原市街からも確認することができたようです。
元治元年(1864)
水戸天狗党が西上の折、法善寺を本陣として昼食をとったと伝えられています。
明治11年(1878)
2月3日、大風により本堂が倒壊してしまいました。
昭和48年(1973)
本堂が再建されました。
平成6年(1994)
本堂の屋根が改修されました。
平成12年(2000)
吉水智教上人(よしみずちきょうしょうにん)が第31代目の住職となりました。
平成22年(2010)
位牌堂が建立されました。(法然上人800回忌の記念事業)
平成23年(2011)
法然上人800回忌法要を勤めました。
平成25年(2013)
授戒会(じゅかいえ)が開催されました。12月6〜8日
平成26年(2014)
五重相伝(ごじゅうそうでん)が開催されました。10月29日〜11月2日
平成28年(2016)
本尊阿弥陀如来を修繕し1145名の結縁名簿を体内に納め開眼供養をしました。
平成29年(2017)
得度式(とくどしき)が開催され、48名の佛弟子が誕生しました。 10月21日
令和6年(2024)
「浄土宗開宗850年」並びに「法善寺開創700年」を迎えます。

法善寺の佛さま

本堂正面の阿弥陀さま
本堂に正面にはご本尊の阿弥陀如来(阿弥陀さま)がまつられています。向かって右に観音菩薩(観音さま)、左側に勢至菩薩(勢至さま)が控え、お三方で弥陀三尊(みださんぞん)といいます。念佛者の臨終にお迎えに来る様子で、特に観音さまは極楽の蓮を往生人へさしよせています。前総代長が往生を遂げ、その追善供養で縁者の方々に平成31年(2019)ご寄付頂きました。勢至さまも長年ご詠歌に精進された奥様が往生し、旦那様とご詠歌の皆様に令和2年(2020)1月25日ご寄付頂きました。阿弥陀さまは「南無阿弥陀佛と我が名を称えるものを極楽に救う」と本願に誓われています。観音さまも勢至さまも私達の極楽往生を共に願ってお待ちですので南無阿弥陀佛と称えましょう。
本堂後方のお釈迦さま
本堂の入り口上部には釈迦如来(お釈迦さま)がまつられています。ご本尊阿弥陀さまの方角を西(阿弥陀さまの極楽浄土は西方十万憶の佛土を過ぎたところにあるので)と拝みます。反対側は私達のいる娑婆世界になりますので東ととらえます。私達の娑婆世界では2500年前インドにお釈迦さまがおでましになり多くの教えをお経を通じて残してくれました。「西の彼方には極楽浄土があり南無阿弥陀佛と称えるものを必ず救ってくれる阿弥陀佛がいる。念佛を称え極楽浄土をめざすのが一番よい」とお釈迦さまがお経を通じて私達に教えてくれたのです。そのため東からはお釈迦さまが娑婆から私達を送り出す様子で、西からは阿弥陀さまが極楽に私達を迎える様子で、本堂ではご対面する形でおまつりしています。
参道の六地蔵さま
地蔵菩薩(お地蔵さま)はもとは光目という女性でした。地獄に堕ちた母が救われるなら、三途の苦を受ける衆生をことごとく成佛させ終わるまで自分は成佛しないという誓願をたてます。そのため本来はお一人なのですが6人に分身をされ地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の6つの世界(六道)に赴いて現在も苦しむ衆生を救っています。又阿弥陀さまがお迎えに来る時に付き従う25菩薩衆にもお入りです。菩薩の働きは大悲をおこして、衆生をあわれみ、慈しみの弁舌をのべて、法眼(佛眼)を授け、三趣(地獄・餓鬼・畜生)を閉ざし、善門を開く(阿弥陀さまと結縁させて極楽浄土に導く)といいます。私達も前世においてお地蔵さまに導いてもらったお陰でこうして南無阿弥陀佛と称える身になったのかもしれません。
位牌堂の両大師さま
本堂に隣接して位牌堂が建立されています(平成23年法然上人800回忌を記念して建てられました)。お寺の大きなお佛壇ともいうべき建物で、正面には阿弥陀さま、向かって右に善導大師(ぜんどうだいし=中国で本願念佛の教えを開いた)、左に法然上人をおまつりしています。周囲には30名の歴代ご住職のお位牌と、お檀家さん各家のご先祖様のお位牌もおまつりしています。極楽浄土において亡くなった方々が阿弥陀さまのおひざもとで安らかにご修行しながら私達を見守ってくださるご様子をあらわします。お檀家さんのおうちのお佛壇もこちらのまつり方(左より法然上人・阿弥陀さま・善導大師・その下にお位牌)が基本になります。
観音堂のかんのんさま
お寺の入り口に観音堂があります。公民館としても使用されますが、明治時代より毎月18日のかんのんさまのご縁日に地域のおばあさんたちが真言宗的なご詠歌を唱えて拝んできました。女人講中と刻まれているように子宝のお願いや安産祈願に霊験があらたかでした。しかし拝む方々の高齢化や減少で令和2年3月18日をもってそれまでの拝み方はおしまいになります。その後、令和2年4月18日より「お写経」がはじまりました。かんのんさまの前で毎月18日お経を写しながら供養をして、新たなお勤めをしています。是非かんのんさまと結縁をして頂きますようお写経にお参り下さい。(※詳しくはお写経のページをご覧下さい。 )


バナースペース

houzenji temple

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