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法善寺は阿弥陀佛の本願を信じ南無阿弥陀佛と称え極楽往生を願うお寺です

TEL. 0287-29-3918

〒3240037 栃木県大田原市上石上72

水子供養


法善寺にて安置供養するお地蔵さまとお位牌

地蔵和讃

これはこの世のことならず 死出の山路の裾野なる 賽の河原のものがたり
聞くにつけても憐れなり 二つや三つや四つ五つ 十にも足らぬ嬰児(みどりご)が
賽の河原に集まりて 父上恋し母恋し 恋し恋しと泣く声は この世の声と事変わり
悲しさ骨身を通すなり かの嬰児の所作として 河原の石を取り集め
是にて回向の塔をつむ 一重くんでは父のため 二重くんでは母のため
三重くんでは古里の 兄弟我が身と回向して 昼は独りで遊べども
日も入りあいのその頃は 地獄の鬼が現れて 「やれ汝らは何をする
娑婆に残りし父母は 追善作善の勤めなく 親の嘆きは汝らが 苦患を受くる種となる
我を恨むる事なかれ」と くろがねの棒をのべ 積みたる塔をおし崩す
その時能化の地蔵尊 ゆるぎ出だせ給いつつ 「汝ら命短くて 冥途の旅に来るなり
娑婆と冥途は程遠し 我を冥途の父母と 思うて明け暮れ頼めよ」と
幼き者を御衣の 裳裾(もすそ)の内にかきいれて 憐れみ給うぞ有難き
未だ歩まぬ嬰児を 錫杖の柄に取りつかせ 忍辱慈悲の御膚(みはだ)へに
いだきかかえて撫でさすり 憐れみ給うぞ有難き
南無阿弥陀佛 阿弥陀佛 南無阿弥陀佛 阿弥陀佛

心の安らぎは亡くなった方を想う真実の心から

 30代前半のsさんはお一人のお参りでした。「お相手はどうされましたか?」と伺うとお付き合いがなくなったということでしたのでそれ以上は伺いませんでした。「お一人でも構いませんので一緒にご供養しましょう。阿弥陀さまの本願にすがって南無阿弥陀佛と称えれば必ずお子さんは極楽に救われます。」と申し上げ共に念佛を称えご供養をしました。最後の水子地蔵和讃を唱えますとハンカチを目にあて深く悲しまれているご様子でした。お経が終わり拝んだお札をお渡ししますと「有難うございました。ずっと気になっていました。気持ちがすっきりしました。」と話されお帰りになる後ろ姿は心なしか晴れやかに見えました。

 法善寺の水子供養は南無阿弥陀佛と念佛を称え、ご本尊の阿弥陀さまにお救い頂くようお勤めをします。阿弥陀さまは「南無阿弥陀佛と我が名を称えたもの、称えて供養をされたものを必ず私の極楽浄土に救う」と本願に誓われています。真心をこめて南無阿弥陀佛と供養をすれば、間違いなく阿弥陀さまは亡くなったお子さんを救ってくれます。さらにいつか私達も極楽往生をした時、亡くなったお子さんと再会もかなえて下さる佛さまが阿弥陀さまなのです。

 様々な方々がご供養に来られます。お一人の方、学生さんのカップル、新婚さんから、お若い時に亡くなったお子さんを弔うためとおっしゃる高齢のご夫婦、一方で知人の霊能者に水子のたたりと言われた方など、一口に水子さんのご供養と申しても、同じような方は一人としていないことでしょう。求めずして授かる方もいれば、せっかく授かっても失われてしまう事もあります。原因不明で悩まれたり、苦渋のご決断で後悔されたりと、どのようなご事情であれお子さんのことを想っている方は是非ご供養においで下さい。宗派は問いません。速やかに阿弥陀さまと縁を結び亡きお子さんのご供養をされますよう謹んでご案内いたします。合掌 法善寺 住職
 


水子供養のご案内

@供養日のご予約
電話(0287-29-3918)かメール(j_houzenji@ybb.ne.jp)でご供養の「日にち」と「お時間」をご予約願います。メールの方は題名を「水子供養について」として下さい。お札を書いて準備をする都合上「お二人のお名前」を漢字のフルネームでお知らせ下さい。(相手の名前は書きたくないという場合お一人の名前だけでも結構です)。お子さんの「亡くなったお日にち」が分かれば教えて下さい。「お子さんの名前」を考えていたという場合も教えて下さい。
A 当日のお参り
当日お越し頂き「お経・お線香のお供え・念佛・和讃・説経」によりご供養をします。30分程で終了します。服装は普段着で結構ですが、佛様の御前ですので派手なものや肌の露出の多いものはご遠慮下さい。ご用意するものは特にありませんが、亡くなったお子さんにお供えするもの(お菓子・お花・おもちゃ・洋服・お手紙など)をお持ち下さる方もいます。とても尊いことなのでお供えして一緒にご供養いたします。「ご遺骨」がある場合は納骨もできますので事前にご相談下さい。
Bお札をどうしますか?
ご供養した「お札(下記写真)」を「持ち帰る」か「お寺に納める」か決めてもらいます。「持ち帰る」方は仏壇に、ない方はおうちのどこにおまつりしても丁寧に拝めれば結構です。ずっとお持ち頂いても結構ですし、次回お参りの時や気持ちの整理がついた時などいつでもお寺にお持ち下さい。「お寺に納める」方同様にお預かりしてお寺の仏壇に安置供養をします。
Cお布施について
お布施をお納め頂きます。どのような封筒でもいいので「御布施」と書き下にお名前を書いて下さい。ご夫婦やお付き合いをしている方々はお布施は一つで結構です。お付き合いをしていない場合は一人で一つお布施をご用意下さい。尚、お布施は10000円前後お供えされる方が多いので参考にして下さい。(※50000円以上のお布施をお供えされると石造のお地蔵さまを後日建立させて頂きます。)

阿弥陀さまのお札です。(縦21.5p×横9p)
裏にはお申込みした方(父と母)のお名前と
水子さん(〇〇家水子霊位)の名前が書かれます。


〜こちらのご法話も参考にご覧ください〜

バナースペース

houzenji temple

〒3240037
栃木県大田原市上石上72

TEL 0287-29-3918
FAX 0287-29-3918
e-mail j_houzenji@ybb.ne.jp